美人とユーフラテス川の夕日【追憶のシリア:内戦前の街角風景】

数年前まで当たり前に観光出来たシリアですが、2019年現在、内戦の影響によってシリア全土には退避勧告が出ており、入国も厳しく制限されています。

国の情勢や天災によって、前まで当たり前に見れた風景が見れなくなったり、場合によっては風景そのものが失われたりします。日本でも、世界でも。

今回は、そんな風景が失われる前、内戦前に訪れたシリアを振り返りたいと思います。

ユーフラテス川の夕日とデリゾール


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シリア東部の街、デリゾール近くに流れるユーフラテス川の夕日。

世界史で丸暗記した「チグリス・ユーフラテス川のメソポタミア文明」でおなじみの川です。現在のイラクの一部で栄えた古代メソポタミア文明。その文明を生んだユーフラテス川が、イラクにほど近いこの街にも流れていました。

正直、川両岸が整備されていない、「素」の状態のような川で何も特徴がありませんでしたが、流れが穏やかだったため水面に夕景が映りこみ、印象派の絵画のような何とも美しい風景でした。


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道に迷っていた時に街を案内くれた学生さん達。
手前の男性は少し怪しげですが奥の学生さんの優しそうなこと。外国人観光客が珍しいのか非常によくしてくれました。探していた安宿の前まで送ってくれた時の一枚です。

外食の文化があまりない?

アラビア半島エリアを旅行した際に思ったのが、もともとアラブ民族の国は外食の文化がない(?)のか、食事が取れる場所が非常に少なかった印象があります。
(乾燥した土地で作物があまり取れないも関係?)

そして、このデリゾールという小さな街では、より一層食事に苦労したのを覚えています。

ただ、その代わりお菓子屋があちこちにありました。
イスラム教によって基本的にお酒が禁止されていることによる糖質の欲を、お菓子で解消しているためなのか真意の程はわかりませんが、とにかくお菓子屋がそこら中にあり、結局夕食時の空腹をお菓子で満たすことになりました…。

美人の国シリア

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カメラを向けるとポージング!

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傾けた顔がかわいい…

ハーフ美人という言葉がありますが、混血というのは美人を生む重要な要素のようです。

成人女性はみんなスカーフをしているので気づきにくいですが、混血が多いシリアは、美人が多いことで有名だそうです。

その事実は、スカーフをしていない子供たちを見れば明らか。ぱっちり二重に大きな目・彫りの深い顔を見ると、将来美しい女性になること間違いなしです。カメラを向けると常にポーズを取ってくれました。

中東のおじさん

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「中東」とひとえに言っても、民族的には、大きく分けて3つからなるそうです。イランのペルシャ人、トルコのトルコ人、そしてアラビア半島を中心にしたアラブ人。

ペルシャ人やトルコ人のおじさんは大きくて太い人もいれば小さくて細い人もいましたが、アラブ人のおじさんは、血筋なのか食事の影響なのか、とにかく皆プロレスラーのように大きくて強そうなんです。
その大きさ、かっぷくの良さが、アラブ圏の衣装と相まってすごい存在感がありました。

見た目的にも恐いアラブのおじさん達ですが、話かけるととても優しく親切で、アラブ人に限らずイスラム圏のおじさん達は、旅行者に対するホスピタリティに溢れていました。世界で一番好きなおじさん達です。

そして、子だくさん?

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カメラを向けると子供が集まってくる!

まとめ

旅行時に出会った現地の人々は、今も元気にやっているのだろうか。
シリアの報道を聞くたびに思うことです。

シリアに限らず、途上国といわれる国を訪れると、とにかく子供が多いことに気が付きます。
あの頃出会った子供たちも、今は大きくなって親になり、たくさん子供がいるんだろうなあ…。

今回の記事の写真を見ながら、そんなことを強く思いました。